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電磁超音波 EMAT システム
EMATガイドウェーブによるLASER溶接部探傷
レーザー溶接部探傷のデモ用治具に固定したサンプルとEMATプローブ 左の写真:レーザー溶接部探傷のデモ用治具に固定したサンプルとEMATプローブ1.25mmと2.5mm鋼板の突き合わせレーザー溶接サンプル(溶け込み不良有り)
スキャン方法:ガイドレールに沿ってプローブを赤矢印方向に走査した。
探傷条件設定:
Frequency(周波数): 3.26 MHz
Cycles(サイクル数): 15
MBB (ゲート遅延)= 6 μsec
DT (振幅検出ゲート幅)= 9 μsec
Tone Burst Amplitude
(トーンバースト印可電圧設定値)=
255
Signal Gain (感度設定)= 130 - 200
A-D Digitization Rate = 25 MS/s for stacked A-Scan and 50MS/s for Amplitude (Line) Graph
検査方法:
ガイドウェーブを使用する。二探法により、送信と受信の2つのプローブを使用する。 2つのプローブが溶接線をまたぐ位置に設置し、溶接線と平行に移動する。
正常部では超音波エネルギーが受信側に伝達されるが、溶け込み不良の部分では信号が減衰する。このため、信号感度変化をモニターした。2枚の板厚が異なるので、信号伝達効率上から、厚板側に送信プローブを設置した。(この場合、薄板側からの送信では、信号感度が低くなる。)
LASER溶接部探傷検査方法
試験片: 1.25mmと2.5mm亜鉛メッキ鋼板の突き合わせレーザー溶接 一部に溶け込み不良有り。
準備: 板厚が薄いため、3.2MHz付近の高周波を設定した。同時に高周波用特殊フィルターを使用した。
検査方法:
不良個所は、明確に振幅変化が検出できた。
何回か、スキャン速度を変えて繰り返しスキャンを行った。
Stacked A-Scan FLAW Detection
縦軸がスキャン距離(6往復)、横軸は伝搬時間であり、振幅高さを色分け表示したもので、C-Scanマップに相当する表示方式である。
黄色の部分は、十分な振幅が受信されており正常部を示している。黄色が消失している部分は信号感度が低下しており、不良部を示している。
スキャン速度は、おおよそ、100~500mm/秒で繰り返したが、十分に追従できた。
下段の赤いグラフが横軸が時間、縦軸が振幅高さである。
上段の赤は振幅の平均値化表示、青は伝搬時間変化の平均値化表示である。