同類の物質でも、異なったユニットの電流だけをを比較してはいけません。電圧が低すぎて、電流が被測定物を通らなければ、高い短絡電流は意味がありません。テスト電流はワークピースおよびその抵抗値によって、決められます。単なる比較は見当違いです。DIN 54 131にも記載されていません。固定の電流では使用できません。仕様に示されたデューティーサイクルの規定電流が適切です。

DIN 43 131の特性のみで、明瞭な比較ができます。極端な値---例えば、オープン回路電圧(電流ゼロ時の最大電圧)と短絡電流(電圧ゼロ時の最大電流)から、電流と電圧の関係が得られます。
そして、二つの値は必ず短絡電流と開回路電圧の関係図から見出す。すなわち、RMSとピーク値は、互換しません。(正弦変化に対して、ピーク値は2 x RMSです。)欠陥表示の肝心はRMSです。残留磁性の磁性粒子測定及び非正弦波電流・電圧(位相角制御)を除いて、ピーク値は、更に便利です。
DEUTROPULSユニット特性を使った比較
明瞭な結果を得るため、恒常電流のみをプロットしました。高電圧パルス電流について、データシートを参照してください。